2022年9月 鶴見酒造は、愛知県津島市の敷地内に新醸造蔵を完成させました。
【歴史】
鶴見酒造は、尾張(愛知県西部)の地で創業から150年の歴史がある酒蔵。創業初期より「神守村の鶴見さんが造ったお酒として、神守鶴との銘柄でお酒を販売し地元のお客様を中心にご愛顧頂きました。そこから会社の敷地内で汲みあげる木曽川の伏流水を使用した日本酒造りは脈々と受け継がれ、代表銘柄も神守鶴から「神鶴」へと変化していきました。2020年には地元のお客様に馴染みの「神鶴」に加え、高品質な銘柄「我山」「山荘」をラインナップに追加。お酒の酒質を上げる為に設備投資を進め、敷地内に年間通して日本酒が醸造できる新しい醸造蔵も完成いたしました。
今季の日本酒仕込みは新醸造蔵で行う予定で進んでおり、9月29日(木)と30日(金)の2日間、蔵開き(内覧)を行います。新醸造蔵内をはじめ、製品ライン工場内など醸造期間中にはなかなかお見せ出来ない場所も、一般の方向けのご案内はもちろん、日本酒業界の発展に寄与出来るよう醸造関係者の方々にもご協力を頂き、醸造関係者向けのご案内を行います。
【酒造り】
蔵が位置する津島は木曽三川の豊富な水に恵まれ、水郷地帯として栄えたところ。木曽川の伏流水は、酒造りには最適な良水です。醸造を手掛けるのは南部杜氏。蔵では伝統的な手法を守りつつ、近代的な品質管理にも力を入れています。たとえば酵母を育てる工程では温度センシングを活用したタンクを使用するなど、測定や分析による数値化を積極的に行っています。
【代表銘柄】
弊社の銘柄は「我山(がざん)」「山荘(さんそう)」「神鶴(かみつる)」の3種類になり、代表銘柄の「我山」は、米の心白が大きく磨きをかけるたびに香り高く美しい酒に形を変えていく、酒米の王「山田錦」を使用。雑味の無い、まろやかな酒造りを追求して、最高峰として知られる「兵庫県産特A地区 山田錦」を100%使う贅沢さが「我山」のこだわりです。